2019年 03月 14日
保険治療のCAD/CAM冠(キャドカム) |
最近何度か患者さんから保険治療で奥歯にも白い被せ物があるみたいですね!と聞かれることがあるのでここに本当の事を書かせていただきます。
なぜ保険治療で奥歯まで白い被せ物が適応されるようになったのか、またそのメリット・デメリットについて
①保険治療で使用される金銀パラジウム合金の高騰により歯科医院での1歯あたりの収入が減っている。金属を使用しないほうが高収入となる(歯科医院のメリット)
②金属を使用しないため審美的で、金属アレルギーの心配がない(患者のメリット)
③金属より強度が低いため、歯を大きく削る、汚れが付着しやすい、適合が悪い(患者のデメリット)
④③のため問題が起きて抜歯となれば、次はブリッジやインプラントになれば患者のデメリットかつ医院のメリット
⑤テクニックのある歯科技工士が減っているため機械に被せ物を作ってもらおう(歯科技工士の負担軽減)
⑥国の医療費負担は一時的には軽減される可能性はある。しかし不適合なので数年後には問題が起きてくるのは確実。そうなれば再度治療が必要になるので医療費削減にはならない。
歯科医師は全員知っています!保険のCAD/CAM冠より金属の被せ物のほうがいい事を!
保険のCAD/CAM冠の患者さん側のメリットは、白いという事と金属アレルギーがない事だけであとはデメリットのみです。医院側はメリットだけ。
当医院は本来の原理原則に従って忠実に上質な医療を目指します。コンセプトは基本に帰ろうです!
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by uka-micro
| 2019-03-14 00:00
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